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卓球を仕事にする2人が全日本の舞台へ

18aj16-38.jpg蝶友クラブの一員として全日本の舞台を戦った佐藤(左)/築地

 日本の頂点をかけて戦う全日本選手権大会。この舞台に蝶友クラブの選手が出場した。蝶友クラブは卓球用品メーカー・株式会社タマスの社員が所属するチーム。かつては世界チャンピオンの伊藤繁雄さんや長谷川信彦さん、浜田美穂さんらが所属していた。

 今大会に出場したのは佐藤亮/築地佑太の2人。佐藤はラバーチームのリーダーとして働き、築地は研究開発チームの一員として働いている。2人は業務の終了後や休日に社内にある練習場で練習を重ね、埼玉県予選を通過して全日本選手権大会出場を果たした。今大会では1回戦で佐藤汰一/吉澤寅泰(秋田商/秋田高)を接戦の末に破り、全日本の舞台で1勝を挙げた。2回戦では柴田直人/加藤由行(フジ)に敗れたが、最後までラリーで食い下がるなど、健闘を見せた。試合を終えた2人は次のように全日本の舞台を振り返った。

築地「1試合目は緊張していましたが、2試合目は思い切ってプレーできました。一般に出れたのは初めてだったのでうれしかったです。(卓球を仕事にしながらということで)特別な立場だとは思うのですが、会社からのバックアップもあって練習をさせてもらっているので、少しでも蝶友クラブの名前を全国に知ってもらって恩返しできたのかなと思います。来年も予選を通過できるように頑張りたいと思います」

佐藤「10年以上前、大学生のときに全日本に出場しましたが、まさかまた出られるとは思いませんでした。1試合目の序盤はがちがちでツッツキも入らない状況でしたが、1回勝ててよかったです。好きなことを仕事にしてできているということは幸せなことだと思っています。これからも予選に出場していれば今回のように本戦に出場できるかもしれないのでがんばります」

 卓球を仕事にしながら卓球に真剣に取り組み、全日本選手権大会に出場し、勝利を挙げた2人。築地が語るようにこれから先も特別な立場で卓球と携わり続けることになるだろうが、これから先も卓球を仕事にしながら卓球を楽しみ、再び全日本の舞台に戻ってくることを期待したい。


詳しい情報は日本卓球協会ホームページに掲載されています。
日本卓球協会:http:/www.jtta.or.jp
全日本卓球(特設サイト):http://www.japantabletennis.com/zennihon2018

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全日本選手権大会の特集は卓球レポート3月号(2月20日発売号)に掲載します。

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