平成29年度全日本選手権大会は大会2日目が終了。大会2日目には昨年の世界卓球で活躍した選手をはじめトップ選手たちが続々と登場したが、その中でも大きな注目を集めたのは史上初の4冠達成を目指す張本智和(JOCエリートアカデミー)だ。
張本は混合ダブルス2~3回戦とジュニア男子3回戦に出場。混合ダブルス3回戦では柴田/鳥居(フジ/愛媛銀行)に先にゲームを奪われる展開となったが、逆転で勝利を収めた。今大会のシングルス初戦となったジュニア男子3回戦では佐藤祐人(鶴岡東高)をストレートで破り、4回戦へと勝ち進んだ。試合を終えた張本は記者会見で次のように語った。
「まずはどちらの種目とも負けずに終えることができ、明日に残れたことは良かったです。混合ダブルス3回戦では1ゲーム目を取られましたが、そこから良いプレーができました。平野さんとのコンビネーションが良くなってきたり、自分のドライブが入るようになってきたりしたことが勝利につながりました。大会まで1~2週間くらいしか練習せずに良いプレーができたので、これから先も楽しみです。明日の初戦も全日本チャンピオンの張さん、森薗さんなので勝つことは難しいですが、2人で良い連係で戦えればメダルも取れるのではないかと思います。
シングルスについては初戦で今日のようなプレーができないとジュニアの優勝はできないと思うので、今日のシングルスのプレー以上が明日以降、発揮できれば優勝の可能性はあると思います。ジュニア男子は男子シングルスと併せてタイトルを獲る自信もあるし、獲ってやるという気持ちでいます。4冠を狙うという気持ちではいますが、まずは目の前の試合を1つずつ頑張って、タイトルを獲りたいです。」
張本の明日の初戦は平野美宇(JOCエリートアカデミー/大原学園)とペアを組む混合ダブルス4回戦、張/森薗(東京アート/日立化成)となる。張/森薗は平成25年度の混合ダブルスチャンピオンであり、接戦が予想されるが結果は果たしてどうなるか。このほか,張本はジュニア男子4回戦、伊藤礼博(安田学園中)と対戦する。混合ダブルス4回戦は9時30分、ジュニア男子4回戦は10時40分開始予定となっている。4冠を狙う張本の戦いに明日も目が離せない。
詳しい情報は日本卓球協会ホームページに掲載されています。
日本卓球協会:http:/www.jtta.or.jp
全日本卓球(特設サイト):http://www.japantabletennis.com/zennihon2018
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全日本選手権大会の特集は卓球レポート3月号(2月20日発売号)に掲載します。
[コラム]
4冠を目指す張本智和の戦い
2018.01.16
張本智和の戦いに明日も注目だ
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