アジアパラゲームス広州大会に出場した日本選手団 |
日本からは男子8名・女子1名の選手が出場した。日本選手団を率いた佐藤幸広監督は、次のように大会を振り返った。
「卓球競技は選手9名を派遣したがメダル獲得はならなかった。個人戦は、男女全13種目、団体戦は男女7種目中6種目で中国が金メダルを獲得するという圧倒的な強さを見せた。
個人戦は、予選リーグ3~4人で上位1名のみが決勝トーナメントに出場できるという厳しいルールであったが、9名中5名が決勝トーナメント進出となった。しかし、決勝トーナメントは全員が初戦敗退となってしまった。
団体戦は3チームがエントリー。2チームは予選敗退となったが、男子クラス1−3が準決勝に進出した。メダルの期待がかかったが、最終的に3位決定戦であと1歩及ばずメダルを逃した。
今大会は中国の圧倒的な強さ以外に、特に中東のイラン、ヨルダンの国家的な選手育成が目立ち、我が国もさらなる強化対策が必要と感じさせられた。来年の国際大会は、すべてがロンドンパラリンピックの出場に直結しており、1人でも多くロンドンへの切符を手にするよう、当協会としても全力を尽くそうと考えている。」
選手氏名 | クラス | 個人戦 | 団体戦 | |
---|---|---|---|---|
男子 | 吉田信一 | 3 | ベスト8/25 | 第4位 |
佐藤幸広 | 3 | 予選敗退/25 | ||
宇津木孝章 | 4 | 予選敗退/16 | 予選敗退 | |
岡紀彦 | 5 | ベスト8/19 | ||
板井淳記 | 6 | ベスト8/18 | 予選敗退 | |
浜野泰之 | 7 | 予選敗退/18 | ||
金子和也 | 7 | ベスト8/18 | ||
本多利行 | 9 | 予選敗退/18 | 不参加 | |
女子 | 別所キミヱ | 5 | ベスト8/12 | 不参加 |
クラス説明:1~5=車椅子選手、6~10=立位選手、いずれも数字の小さい方が重度障害
詳しくは日本肢体不自由者卓球協会のホームページに掲載されています。
日本肢体不自由者卓球協会公式HP:http://members2.jcom.home.ne.jp/sugaryuki/01_Top/Index.html