2025年（令和6年度）全日本卓球選手権大会（一般・ジュニアの部）が1月21日から26日まで東京体育館で開催される。
これまで全日本卓球選手権大会（以下、全日本）は、シングルスとダブルスを一斉に開催していたが、今年と来年の2026年大会はシングルスとダブルスが分離開催され、シングルスは東京体育館（東京都）で1月21日から26日まで、ダブルスはスカイホール豊田（愛知県）で1月30日から2月2日にかけて開催される。
ダブルスの部の大会2日目となる1月31日は女子ダブルス3〜5回戦が行われ、ベスト8が決定した。
※写真は第1シードを下した梅村優香／塩見真希（サンリツ）
女子ダブルスは5回戦が終了し、ベスト8が出そろった。
その5回戦では、第1シードの佐藤瞳／橋本帆乃香（ミキハウス）が梅村優香／塩見真希（サンリツ）に敗れる波乱があった。梅村／塩見は、佐藤／橋本のカットを丁寧に無理せずつなぎ、チャンスと見るやフォア面表ソフトラバーの塩見がスマッシュで叩く連係でペースを握る。ミキハウスペアが要所で仕掛けてくる攻撃に対してもブロックを中心にしっかり対応し、ゲームオールジュースで競り勝って金星を挙げた。
一方、昨年末のWTTファイナルズ福岡女子ダブルスで並み居る強敵ペアを連破して優勝し、今大会の大本命と見られていた佐藤／橋本はよもやの敗戦。サンリツペアの見事な連係に終始押されながらもゲームオールジュースに追い付く地力を見せたが、最後まで崩れなかった梅村／塩見ペアに振り切られた。
木塚陽菜／鶴岡美菜（神戸松蔭女子学院大）対小畑美月／菅澤柚花里（デンソー）は、第1、第2ゲームのジュースを物にした木塚／鶴岡がデンソーペアをそのまま押し切ってベスト8進出。
伊藤詩菜／青木咲智（四天王寺高）対井絢乃／中森帆南（中国電力ライシス）は激しく打ち合いながらゲームオールまでもつれたが、最後まで強気でラケットを振った四天王寺ペアが9本で勝ち切った。
こちらもゲームオールにもつれた平真由香／矢島采愛（レゾナック）対小塩遥菜／小塩悠菜（トップおとめピンポンズ名古屋／JOCエリートアカデミー/星槎）の5回戦は全てのゲームで競り合ったが、僅差でレゾナックペアが小塩姉妹を振り切り、準々決勝進出。
Tリーグで活躍する麻生麗名／笹尾明日香（日本生命）は工藤夢／原芽衣（レゾナック）にストレート勝利し、順調な勝ち上がりを見せている。
野村萌／野村光（デンソー）対下山秋帆／大西瑚々那（クローバー歯科フェアリーズ）は野村姉妹に軍配。
木村光歩／枝廣瞳（中国電力ライシス）対上田真実／阿部里歩（豊田自動織機）の日本リーガー対決は、要所でミスが出なかった中国電力ライシスペアが勝ち切った。
ベスト8最後の一枠は、面手凛／樋口美空（山陽学園高）。4回戦で第2シードの加藤亜実／小島叶愛（十六フィナンシャルグループ）を下した兼吉優花／髙森愛央（四天王寺高）の変則ペアにしっかり対応し、要所で鋭い強打を決めてベスト8に勝ち残った。
女子ダブルス3〜5回戦の結果と、準々決勝の組み合わせは以下の通り。
▼女子ダブルス3回戦の結果（1月31日）
平川咲／新治舞羽（レゾナック／岩瀬日大高・茨城）
-7,10,5,-11,9
首藤美咲／萩井菜津子（日本大・東京）
大野紗蘭／石田心美（希望が丘高／石田卓球N⁺・福岡）
9,13,7
杉渕栞／高山結女子（JR北海道・北海道）
小畑美月／菅澤柚花里（デンソー・静岡）
8,7,7
小島和愛／黒沢美來（青藍泰斗高・栃木）
山室早矢／丸添美咲（桜丘高・愛知）
8,10,5
福岡佑菜／浅田真奈（金城大／朝日大・山口）
吉岡桜子／永野萌衣（中央大・東京／愛知工業大・愛知）
8,7,3
金子碧衣／秋山星（松戸市役所・千葉）
髙東沙奈／河渕雅友（愛媛銀行・愛媛）
6,-7,10,11
原田杏菜／江戸絢音（豊田自動織機・愛知）
上澤杏音／竹谷美涼（香ヶ丘リベルテ高・大阪）
10,12,-7,5
浦部佳苗／村松愛菜（東洋大／専修大・岐阜）
熊田陽花／熊田陽茉梨（正智深谷高・埼玉）
10,-4,1,-6,9
橘髙由茉知／本田志穂（同志社大／関西学院大・岡山）
吉本はな／篠原夢空（香ヶ丘リベルテ高・大阪）
8,7,5
中山恭花／曽根原睦（松戸市役所／すみれ・千葉）
工藤夢／原芽衣（レゾナック・茨城）
8,-8,7,3
松元菜音／土肥千依菜（留萌高・北海道）
野村萌／野村光（デンソー・静岡）
9,8,8
大西友佳／佐藤清乃（神戸松蔭女子学院大・兵庫）
高杉咲希／髙橋沙希（トプコン・東京）
7,-7,5,-7,8
大槻琴音／鯨津萌々子（日本体育大／國學院大・広島）
木村光歩／枝廣瞳（中国電力ライシス・広島）
4,5,2
青井さくら／牧野里菜（筑波大・茨城）
上田真実／阿部里歩（豊田自動織機・愛知）
5,-6,-5,6,5
田上小也夏／森田真綾（関西学院大／芦屋大・鳥取）
面手凛／樋口美空（山陽学園高・岡山）
-8,4,7,8
大森もえ／杉田くるみ（神戸松蔭女子学院大・兵庫）
兼吉優花／髙森愛央（四天王寺高・大阪）
5,3,2
山﨑琴音／三村理子（朝日大／東北福祉大・栃木）
▼女子ダブルス4回戦の結果（1月31日）
佐藤瞳／橋本帆乃香（ミキハウス・大阪）
2,1,5
平川咲／新治舞羽（レゾナック／岩瀬日大高・茨城）
梅村優香／塩見真希（サンリツ・東京）
8,6,-7,-9,9
大野紗蘭／石田心美（希望が丘高／石田卓球N⁺・福岡）
小畑美月／菅澤柚花里（デンソー・静岡）
13,9,-7,12
出澤杏佳／首藤成美（専修大・東京）
木塚陽菜／鶴岡美菜（神戸松蔭女子学院大・兵庫）
-10,8,5,10
山室早矢／丸添美咲（桜丘高・愛知）
井絢乃／中森帆南（中国電力ライシス・広島）
8,-6,5,7
吉岡桜子／永野萌衣（中央大・東京／愛知工業大・愛知）
伊藤詩菜／青木咲智（四天王寺高・大阪）
13,9,-6,2
髙東沙奈／河渕雅友（愛媛銀行・愛媛）
平真由香／矢島采愛（レゾナック・茨城）
-7,9,7,7
上澤杏音／竹谷美涼（香ヶ丘リベルテ高・大阪）
小塩遥菜／小塩悠菜（トップおとめピンポンズ名古屋・愛知／JOCエリートアカデミー/星槎・東京）
8,-10,2,-7,3
熊田陽花／熊田陽茉梨（正智深谷高・埼玉）
麻生麗名／笹尾明日香（日本生命・佐賀）
7,7,9
吉本はな／篠原夢空（香ヶ丘リベルテ高・大阪）
工藤夢／原芽衣（レゾナック・茨城）
10,8,10
三輪咲里南／髙橋梓海（広島日野自動車・広島）
野村萌／野村光（デンソー・静岡）
-7,-10,8,8,9
香取悠珠子／花沢夏琳（星槎中・神奈川）
下山秋帆／大西瑚々那（クローバー歯科フェアリーズ・大阪）
5,-5,8,5
高杉咲希／髙橋沙希（トプコン・東京）
木村光歩／枝廣瞳（中国電力ライシス・広島）
-6,8,-9,11,13
永尾尭子／三村優果（サンリツ・東京）
上田真実／阿部里歩（豊田自動織機・愛知）
9,-9,6,6
本井明梨／吉井亜紀（同志社大・京都）
面手凛／樋口美空（山陽学園高・岡山）
7,-8,5,12
岩越帆香／東川陽菜（エクセディ・三重）
兼吉優花／髙森愛央（四天王寺高・大阪）
9,-9,10,5
加藤亜実／小島叶愛（十六フィナンシャルグループ・岐阜）
▼女子ダブルス5回戦の結果（1月31日）
梅村優香／塩見真希（サンリツ）
6,-6,-6,4,12
佐藤瞳／橋本帆乃香（ミキハウス）
木塚陽菜／鶴岡美菜（神戸松蔭女子学院大）
13,11,5
小畑美月／菅澤柚花里（デンソー）
伊藤詩菜／青木咲智（四天王寺高）
-5,4,-9,12,9
井絢乃／中森帆南（中国電力ライシス）
平真由香／矢島采愛（レゾナック）
8,-10,-9,9,9
小塩遥菜／小塩悠菜（トップおとめピンポンズ名古屋／JOCエリートアカデミー/星槎）
麻生麗名／笹尾明日香（日本生命）
9,10,7
工藤夢／原芽衣（レゾナック）
野村萌／野村光（デンソー）
6,-9,10,7
下山秋帆／大西瑚々那（クローバー歯科フェアリーズ）
木村光歩／枝廣瞳（中国電力ライシス）
3,7,-11,7
上田真実／阿部里歩（豊田自動織機）
面手凛／樋口美空（山陽学園高）
-8,4,-5,5,6
兼吉優花／髙森愛央（四天王寺高）
▼女子ダブルス準々決勝の組み合わせ（2月1日）
梅村優香／塩見真希（サンリツ）
- 木塚陽菜／鶴岡美菜（神戸松蔭女子学院大）
伊藤詩菜／青木咲智（四天王寺高）
- 平真由香／矢島采愛（レゾナック）
麻生麗名／笹尾明日香（日本生命）
- 野村萌／野村光（デンソー）
木村光歩／枝廣瞳（中国電力ライシス）
- 面手凛／樋口美空（山陽学園高）
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詳しい試合の結果は日本卓球協会大会公式サイトでご確認ください。
全日本卓球：https://www.japantabletennis.com/AJ/result2024/
