WTTチャンピオンズ 仁川が、韓国の仁川にあるインスパイアアリーナで4月1〜6日に開催。WTTにおいて、チャンピオンズはスマッシュ、ファイナルズに次いでグレードの高い大会で、男女それぞれ32名のトップ選手が集い、シングルスの優勝を争う。
卓球レポートでは現地に取材班を派遣し、熱戦の模様をお伝えする。
大会4日目の4月4日は男子シングルス2回戦が行われ、ベスト8が出そろった。
※写真はフランチスカ(ドイツ)
▼男子シングルス2回戦の結果
李尚洙(韓国) 3(-4,10,6,4)1 リンド(デンマーク)
フランチスカ(ドイツ) 3(10,9,6)0 フィン・ルー(オーストラリア)
林高遠(中国) 3(7,10,-12,3)1 オフチャロフ(ドイツ)
モーレゴード(スウェーデン) 3(10,10,8)0 ドゥダ(ドイツ)
カルデラーノ(ブラジル) 3(1,8,-12,9)1 安宰賢(韓国)






1回戦で優勝候補のF.ルブラン(フランス)を破った地元韓国の李尚洙は、同じく1回戦で篠塚大登を下したリンド(デンマーク)と対戦。立ち上がり、リンドの巧みな台上にペースを乱され、ミスが目立った李尚洙だったが、第2ゲームを5-9から逆転で奪い返すと、第3ゲーム以降は切れ味鋭い両ハンドを連発してリンドを圧倒し、ベスト8に駒を進めた。
フランチスカ(ドイツ)対フィン・ルー(オーストラリア)は、ストレートでフランチスカが勝利し、ベスト8入り。1回戦で戸上隼輔を下した丁寧な台上からのパワフルな両ハンドで、思い切って攻めてくるフィン・ルーの挑戦を跳ね返した。
林高遠(中国)対オフチャロフ(ドイツ)のハイレベルな打撃戦は、ゲームカウント3対1で林高遠が勝利。第1、第2ゲームのシーソーゲームを林高遠が物にすると、第3ゲームはオフチャロフに返されるが、第4ゲームは林高遠がオフチャロフの力強い両ハンドに対してひるまずに前陣で両ハンドを振って引き離し、ベスト8へ駒を進めた。
モーレゴード(スウェーデン)対ドゥダ(ドイツ)は各ゲームとも競り合ったが、勝負どころでサービスからの3球目、レシーブからの4球目を厳しく攻めたモーレゴードがストレート勝利でベスト8進出。
ベスト8最後の椅子をつかんだのはカルデラーノ(ブラジル)。安宰賢と対戦したカルデラーノは、超人的な強打で圧倒。地元開催で簡単に負けられない安宰賢に第3ゲームを逆転で奪われたが、第4ゲームも攻撃の手を緩めず勝ち切った。
▼男子シングルス準々決勝の組み合わせ
林昀儒(中華台北) - 松島輝空(日本)
李尚洙(韓国) - 林高遠(中国)
フランチスカ(ドイツ) - モーレゴード(スウェーデン)
向鵬(中国) - カルデラーノ(ブラジル)
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WTT大会関連ページ:https://worldtabletennis.com/eventInfo?selectedTab=Matches&innerselectedTab=Completed&eventId=3087
(取材=卓球レポート編集部)