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キソレン⑨
1本ずつの両ハンドの切り替え

 強くなるために欠かせない基礎を固めるために効果的な練習方法を紹介していく本企画。今回は、フォアハンドとバックハンドを切り替える速さを鍛えるための練習を紹介しよう。

モデル=松平健太上田仁

※本文の技術解説は右利きプレーヤーを想定しています

今回のキソレンメニュー
 1本ずつの両ハンドの切り替え

練習の目的

両ハンドを切り替える速さを磨く
フォアハンドとバックハンドの両ハンドをスムーズに素早く切り替えられるようになることは、強くなるための重要なテーマだ。前回紹介した切り替え練習は2回打球してから切り替えるので時間に余裕があったが、今回の練習は1回打球したら切り替えなければならないので、より素早い切り替え動作が求められる。この練習で、両ハンドのスムーズで素早い切り替えを身に付けよう。

練習方法

バック側1本→フォア側1本の順に送られる練習相手のロングボール(ブロック)に対し、バック側に来たロングボールに対してはバックハンドドライブ、フォア側に来たロングボールに対してはフォアハンドドライブにそれぞれ切り替えて打球する。
練習時間の目安は7分。

練習のポイント

最適な打球点を意識して両ハンドを素早く切り替える
フォアハンドドライブとバックハンドドライブを切り替える速さを鍛えることが、この練習の主な狙い。
「バックハンドドライブは、早い打球点を狙って体の正面でボールを捉える」「フォアハンドドライブは、腰を右にひねり、ボールを少し引きつけてからスイングする」の2つを意識して、両ハンドを素早く切り替えよう。

左足のつま先の向きを意識する
両ハンドを素早く切り替えるためには、足を左右に素早くステップさせて最適な打球位置へ動くことが必要だが、このとき、「左足のつま先の向き」に注目してほしい。
バックハンドドライブした後、フォアハンドドライブへ切り替えるときは、左足のつま先をほんの少し右側(フォア側)へ向けるようにしよう。そうすると、腰を右にひねりやすくなるのでフォアハンドドライブが打ちやすくなる。
一方、フォアハンドドライブからバックハンドドライブへ切り替えるときは、左足のつま先を前に向けると、バックハンドドライブを打つときの体勢が安定し、それに伴って打球を安定させやすくなる。


まとめ=卓球レポート編集部

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