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つよくふ 〜強くなるための工夫、教えます〜 
File.2 定松祐輔(日鉄物流ブレイザーズ)

 各カテゴリーで活躍する選手たちが、普段の練習で強くなるために行っている工夫を教えてくれる新企画、題して「つよくふ」がスタート。
 試合で勝つ選手たちは、単にボールを打つだけでなく、何かしらの工夫を凝らしながら練習に取り組んでいるものです。強さの陰に工夫あり。結果を出す選手たちが明かすさまざまな工夫から、強くなるためのヒントをつかんでください。
 今回は、安定した両ハンドで実業団の強豪・日鉄物流ブレイザーズの中核を担う定松祐輔選手が、自身が行っている工夫を教えてくれました。
※本文の技術解説は右利きプレーヤーをモデルにしています

定松祐輔の工夫
「腰」と「グリップ」を意識して
両ハンドをスムーズに切り替える

 僕は、両ハンドの(フォアハンドとバックハンドの)粘り強さが持ち味なので、普段から両ハンドの切り替えの練習は重点的に行っています。
 具体的には、こちらのバック側3分の2にランダムで送られるボールに対して、両ハンドで切り替える練習をよく行います。このとき、相手には、単にブロックするだけでなく、伸ばすブロックも混ぜてもらいます。試合ではどこにどんなボールが来るのか分からないので、相手に緩急をつけてもらうことで、より実戦に近づけた練習になるよう工夫しています。
 この練習で、切り替えのスムーズさや打球後の戻りの早さ、飛んでくるボールに対する的確な位置取りなどを磨いています。

 この練習で、両ハンドをスムーズに切り替えるために僕が意識しているポイントは、「腰の回転を意識する」ことです。腰の回転を意識するとスイングと戻りがスムーズになり、それに伴って両ハンドの切り替えを素早くスムーズに行うことができます。
 また、「グリップ(ラケットの握り)をできるだけ変えない」ことも大切なポイントです。フォアハンドで打球するときとバックハンドで打球するときとでグリップが大きく変わるようだと、グリップを変える時間がロスになり、スムーズに両ハンドを切り替えられません。そのため、僕はできる限り同じグリップで両ハンドを切り替えるよう心掛けています。

定松祐輔の両ハンドの切り替え



↓動画はこちら

(取材/まとめ=卓球レポート)

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