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2025年全日本卓球 女子シングルス3位 大藤沙月
「(早田は)本調子ではなかったけれど、それをカバーする頭の良さが一つ上だった」

 
 世界ランキング(2025年1月21日発表)を日本人選手3番手となる7位まで急上昇させ、強豪ひしめく女子シングルスにおいて堂々の優勝候補の一角として今大会に臨んだ大藤沙月(ミキハウス)。前評判通り、躍動感あふれる両ハンドで危なげなく勝ち上がったが、準決勝で早田ひな(日本生命)に敗れた。
 準決勝を終え、悔しさをにじませつつ、実感を込めて早田の強さを評した大藤のコメントを紹介しよう。
 

--準決勝を終えていかがですか?

大藤 (早田との準決勝は)どんなにリードをされていても挽回できる自信はあったんですけど、最後やっぱり取り切れなくて0対3という苦しい展開になってしまって、そこで最後のゲームは一気にいかれてしまった感じです。

--第3ゲーム、タイムアウトから挽回して9対7としたところが鍵だったと思いますが
大藤 そこのゲームをズバっと勝っていかないといけなかったんですけど、自分も少し定まっていなかったというか戦術が定めきれなくて、そこで一気にいかれてしまいました。

--早田選手に対してはどういう対策をされていましたか?

大藤 対策はほとんどなくて、今の早田さんに対して自分の卓球でどういうふうに戦っていけるかっていうので1ゲーム目入ったんですけど、頭の部分で最後取られてしまってそこから離されてしまった感じです。
 ここ1本という時に自分がヤマを張っているのと逆に来たりとか、そこがやっぱり頭がいいなと思ったのと、待っていても質が高かったので、そこで、あれ?あれ?ってなってしまって、自分が決めたいポイントで決め切れなかったというのが相手のうまさだったのかなと思います。

--今回、早田選手は普段の打つボールと違うなとかそういった感覚はありましたか?

大藤 それは感じて、ボールは本調子ではなかったんですけど、それをカバーする頭の良さがあって、そこが自分にはなかったのでやっぱり一つ上かなと思いました。

--早田さんは大藤さんに打たせて狙うというのをおっしゃってたんですが、そういうところも感じましたか?

大藤 打たせて狙われているというよりは万全な体勢で打たせてくれなかったという感じがしました。

--最近は好調ですが?

大藤 この勢いで優勝したかったんですけど、全日本は簡単にいかないので、来年はもっと圧倒して優勝できるよう高い意識を持ってやっていきたいと思います。


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詳しい試合の結果は日本卓球協会大会公式サイトでご確認ください。
全日本卓球:https://www.japantabletennis.com/AJ/result2024/

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