自身のサービスについて「常に変化している」と述べる水谷隼選手は、レシーブにおいても、変わり続けている。かつての水谷選手のレシーブはストップが中心だった。だが、ライバルたちが水谷対策を重ね、ストップしにくい横回転系サービスを多用してくるようになると、水谷選手はそれまであまり使わなかったチキータの強化に着手。チキータ強化したことで、相手はチキータを警戒してサービスを出すようになり、もともと柱としていたストップも効果的に決まるようになった。リオデジャネイロ五輪でメダルを獲得した背景には、こうしたレシーブの変化があった。
取材=猪瀬健治 文=川合綾子
[水谷隼に聞く]
水谷隼に聞く 7 自分のレシーブ
2018.12.10
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