現役トップ選手の中でも「教え上手」として名高い上田仁選手(岡山リベッツ)が、ツイッターで募集した卓レポ読者からの質問に答える「教えて!上D(ウエディー)」。今回は、岡山リベッツのチームメート吉田雅己選手(栃木県スポーツ協会)と町飛鳥選手(鹿児島県体育協会)をゲストに迎え、「練習の時は力強く打たない方がいいか」について、レクチャーしてくれました。
Q.練習の時は力強く打たない方がいい?
練習の時はあまり力強く打たない方がいいですか?(アンチョビさん)
A.ミスせず打てるようになったら、強く打つようにしていこう
上田 レベルにもよりますが、強いボールを連続して打てるのが理想です。練習でそれができれば、試合でも連続攻撃ができるようになりますし、強い選手には必要な要素です。
具体的には、ミスをせずに打てるようになったら、打つ力を強くしていくのがいいでしょう。ただ、試合の中で10割の力で打つことはなかなかないので、7~8割の力で打つのが実戦的だと思います。
町 僕は、なるべく全部のボールをフルスイングできるように常に心がけています。つないで(弱く)打つより振り切った方が調子も上がるので、できれば強く打った方がいいと思います。
ただ、上田さんも言っているように、安定してコートに入れることが第一なので、ミスなく打てるようになったら、どんどん力強く打っていくといいと思います。
吉田 中国選手の練習を見ていると、そこまでフルスイングしていなくて、安定重視に見えるので、(強く打ってミスをするよりは)僕は安定重視の練習をした方がいいと思います。
上田 振り切ることができれば、弱いボールを打ちたい時は力加減を抑えればいいのですが、合わせる(弱く打つ)練習ばかりしていると、強く打つ時の力加減がわからないので、ミスするリスクは高くなります。特に、試合の中で緊張していると、振り切っていない状態から強く振るのは難しいので、強く振るところから調整していくのが理想だと思います。
吉田 最近の高校生とか若い選手は、ミスを恐れずという感じですごい強く振りますよね。
町 恐れろよ、と思うけどね。
一同 (笑)
上田 僕らは今の卓球界ではちょっと上の方の年齢に差し掛かってきたので、安定感という意味では、年齢を重ねている選手の方がありますよね。安定性を求めるようになることも含めて経験だと思うので、強く振る練習はしておいた方がいいと思います。
僕らは、特にバックハンドに関しては、安定性を重視して強く振る練習をあまりしてきませんでしたが、強く打つのも、安定して入れるのも両方できるのが一番いいと思います。
まとめ=卓球レポート編集部
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