卓球の世界へ、ようこそ!
この特別企画では、これから卓球を始める初心者の方に向けて、押さえておきたい卓球の基本的な知識と技術を紹介していきます。
初心者必見のこの特別企画で、卓球が上達するための、そして卓球をより楽しむための土台をつくってください。
今回は、卓球にはどんな戦型(プレースタイル)があるのかを学んでいきます。
<今回のもくじ>
・目指す戦型によって、ラケットとラバーが決まる!
・シェーク攻撃型
・ペンドライブ型
・カット主戦型
・シェーク異質型
目指す戦型によって、ラケットとラバーが決まる!
ラケットとラバーにたくさんの種類があるように、卓球の戦型(プレースタイル)も攻撃的な戦型から守備的な戦型まで、いろいろな戦型があります。そして、戦型によって、使うラケットやラバーは変わってきます。
これから卓球を本格的に始めるにあたっては、「自分がどの戦型になりたいのか」をイメージし、その戦型に合ったラケットとラバーを選ぶことが大切です。
今回は、卓球の代表的な4つの戦型の特徴と、その戦型を初心者の方が目指す上でお勧めのラケットとラバーの組み合わせを紹介しましょう。
シェーク攻撃型
フォアハンドとバックハンドの両方からドライブ(ボールに前進回転をかける技術)で攻撃していくプレースタイルです。
現在、トップ選手の多くはシェーク攻撃型で、男女とも世界ランキング上位者のほとんどがこの戦型です。用具は、攻撃用シェーク(シェークハンドラケット)の両面に裏ソフトラバーを貼ります。
シェーク攻撃型の選手
シェーク攻撃型を目指す初心者にお勧めのラケットとラバー
ボールにスピードを出したり回転をかけたりしやすい組み合わせです。スマッシュやドライブで積極的に攻めたい方にお勧めです。ペンドライブ型
ペンホルダーラケットに裏ソフトラバーを貼り、フォアハンドを中心にプレーするのが特徴です。ペンドライブ型が使うラケットは、大きく「中国式ペン」「反転用ペン」「日本式ペン」があります。
中国式ペンは、表面だけでなく裏面にも裏ソフトラバーを貼り、両面を使ってプレーする選手が多いです。
反転用ペンも表面だけでなく裏面にも裏ソフトラバーを貼ってプレーしますが、中国式ペンに比べると細長いのが特徴です。
日本式ペンは、表面にのみ裏ソフトラバーを貼ってプレーする選手が多いです。
ペンドライブ型の選手(中国式ペン)
ペンドライブ型(中国式ペン)を目指す初心者にお勧めのラケットとラバー
ボールにスピードを出したり回転をかけたりしやすい組み合わせです。スマッシュやドライブで積極的に攻めたい方にお勧めです。
ペンドライブ型の選手(反転用ペン)
ペンドライブ型(反転用ペン)を目指す初心者にお勧めのラケットとラバー
ボールにスピードを出しやすい組み合わせです。ドライブをかけたときの安定性にも優れています。
ペンドライブ型の選手(日本式ペン)
ペンドライブ型(日本式ペン)を目指す初心者にお勧めのラケットとラバー
基本的な打法が習得しやすく、正しいラケット角度を覚えるのに適した組み合わせです。基本からきっちり覚えたい方にお勧めです。
カット主戦型
台から距離を取り、ラケットを上から下に振り下ろしてボールに下回転をかける「カット」という技術で、相手の攻撃をしのぎます。守備的な戦型ですが、近年では、高い攻撃力を身につけた選手が活躍しています。
用具は、カット用シェーク(シェークハンドラケット)のフォア面に裏ソフトラバーを貼り、バック面に表ソフトラバーまたはツブ高ラバーを貼るのが一般的です。
カット主戦型の選手
カット主戦型を目指す初心者にお勧めのラケットとラバー
守備の安定性が高く、フォア面で攻撃もできる組み合わせです。オーソドックスなカット主戦型を目指す方にお勧めです。
シェーク異質型
攻撃用シェーク(シェークハンドラケット)の片方の面に裏ソフトラバーを貼り、もう片方の面に表ソフトラバーやツブ高ラバーなど、裏ソフトラバーとは異質なラバーを貼った用具を使います。
台からあまり離れずに、それぞれのラバーの球質の違いを生かしてチャンスをつくり、テンポの速い攻撃を繰り出すのがプレーの持ち味です。
シェーク異質型の選手
シェーク異質型を目指す初心者にお勧めのラケットとラバー
コントロールしやすく、正しいラケット角度を覚えるのに適した組み合わせです。前陣で(台から離れずに)速攻プレーをしたい方にお勧めです。
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まとめ=卓球レポート編集部
ZHANG MO Photo by Thorsten Gohl