卓球の世界へ、ようこそ!
この特別企画では、これから卓球を始める初心者の方に向けて、押さえておきたい卓球の基本的な知識と技術を紹介していきます。
初心者必見のこの特別企画を、卓球が上達するための、そして卓球をより楽しむための土台づくりに役立ててください。
基本技術編⑩では、ツッツキ(下回転のボール)に対してフォアハンドドライブするポイントを紹介しました。
今回は、ツッツキをバックハンドドライブするポイントを紹介しましょう。
※本文の技術解説は右利きプレーヤーをモデルにしています
バックスイング
●ひざを深めに曲げて低い姿勢でバックスイング
ツッツキをバックハンドドライブするときは、フォアハンドドライブと同じように低い姿勢でバックスイングすることが大切なポイントです。そうすると、「ラケットを下から振り上げることができる」「目線がボールの高さに近づくので目測が正確になる」などのメリットが生まれます。
このポイントを踏まえ、バック側に来たツッツキに対してバックハンドドライブするときは、両足のひざをしっかり曲げながら前傾姿勢を深くし、低い姿勢でバックスイングしましょう。
●ラケットの先を自分の方へ向けるように手首をしっかりひねる
わきを空けてひじを体から少し離して構えたら、手首を大きめにひねってバックスイングします。ひじを前に突き出すようにしながら、ラケットの先を自分の方へ向けるように手首をしっかりひねって準備しましょう。
バックスイングでこの形をつくると、ひねった手首を返す勢いを使ってラケットをスムーズに振り上げることができます。
スイング
●3つの勢いを使ってスムーズにスイングする
両足のひざを曲げて前傾を深くし、手首を大きめにひねってバックスイングしたら、ラケットを斜め上に振り出してボールをこすり上げるように打ちます。「両足のひざを軽く伸ばす」「上体を軽く起こす」「ひねった手首を返す」の3つの勢いを使うことが、スムーズにスイングするコツです。
スピードを出そうとするのではなく、回転をしっかりかけることを最優先してスイングしましょう。
●打球点はバウンドの頂点後
ツッツキをバックハンドドライブするときの打球点も、フォアハンドドライブ同様、ボールのバウンドが頂点から落ちてきたところです。この打球点を狙うと、ボールをこすり上げるように打ちやすくなるため、ツッツキに対するバックハンドドライブを安定させやすいでしょう。
卓球を始める上で必ず身に付けたい基本技術の紹介は今回でおしまいです。
基本技術編のおしまいに、基本技術をより磨く上で、ぜひ行ってほしい素振りやいろいろなボール遊びを紹介しますので挑戦してみてください。
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モデル=川上流星(星槎中学校)
まとめ=卓球レポート編集部