水谷隼選手は、緊張した場面のレシーブは「慎重によく考えます」と言うが、これはもちろん、安全なレシーブをするという意味ではない。リオデジャネイロ五輪の団体決勝2番、水谷選手は中国の許昕と対戦した。それまでの対戦成績は0勝12敗。リオ五輪団体決勝でもゲームカウント2対2のポイント7対10とマッチポイントを握られたが、なんとそこから5連続ポイントで勝利をもぎ取った。水谷選手はこの試合について「安全に置きにいくようなプレーをしても(許昕には)打たれてしまうし、ラリー戦になれば相手の方が強い。リオでは"強気で攻撃的なレシーブをしよう"と思って、それを実行しました」と語っている。
取材=猪瀬健治 文=川合綾子
[水谷隼に聞く]
水谷隼に聞く 9 緊張した場面のレシーブ
2018.12.13
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