飛躍的な成長で世界を驚かせている中華台北の若きエース・林昀儒(リン ユンジュ)。
この特別企画では、林昀儒の大きな武器であるサービスのメカニズムについて、本人のコメントを交えながら迫っていく。
初回は、林昀儒がサービスについてどう考えているのかを紹介した。第2回は、林昀儒が試合で主に使うサービスのバリエーションについて明かしてくれる。
林昀儒が核にする4つのサービスとは?
トップ選手たちが回転や長さを判断できないほど威力のあるサービスを出す林昀儒。左右の横回転系から縦回転系まで多彩なサービスを出す林昀儒だが、試合で核になるサービスは4つだという。
「基本的には、横回転(左利きの林昀儒にとって左横回転)系サービスをメインに組み立てます。ロングサービスも横回転をかけることが多いです。巻き込み系サービスや縦回転系サービスも出しますが、それらは補助的なサービスとして使っています。
試合で主に使うサービスは4つです。
短いサービスは、横下回転と横回転。ロングサービスも横下回転をメインに出して、そこにナックル(無回転)性を加えます。
試合は、この4つのサービスを中心にして組み立てることが多いですね」
- 横下回転ショートサービス
- 横回転ショートサービス
- 横下回転ロングサービス
- ナックル性ロングサービス
主に上記4つのサービスを使って試合を進めるという林昀儒。今回は、林昀儒がメインに据える4つのサービスの連続写真を紹介するので、それぞれをよく観察してほしい。
次回から、林昀儒のサービスが効く理由について迫っていこう。
次回以降、サービスの出し方の具体的なポイントを紹介していきます。
(取材/まとめ=卓球レポート編集部)