歴史
かつての卓球レポート
バタフライ卓球道場には、かつての卓球専門誌や冊子など貴重な資料が保存されている。
今月ご紹介するのは、創刊した当初の卓球レポート。今年2007年に創刊50周年を迎えた卓球レポートの歴史の原点である。
創刊当初の卓球レポートは、雑誌名が「バターフライ・レポート」であり、B5サイズのわら半紙6ページのものだった。誌代も無料で、読者は送料のみの負担で購読することができた。やがて、表紙がデザインされカラーを使用したものになるなど、見た目の美しさが向上。同時に、大きな大会の記録や案内、卓球界のニュースが掲載されはじめるなど内容がどんどん充実し、多くの卓球仲間に愛読される雑誌へと成長していった。
展示内容
創刊号
1957年9月に発行された卓球レポートの創刊号。わら半紙にタイプライターでまとめられた6ページの冊子となっている。内容は、大会の結果が中心となっていて、巻末には「不定期に発行する」という旨が書かれている。
田舛発行人手書きの原稿
株式会社タマスの創業者である田舛彦介による手書きの原稿。専用の原稿用紙はなく、社用の便せんに10枚にわたって執筆されている。現存の原稿の内容は、当時のアジア競技大会についてまとめられている。
第4号
卓球レポートの第4号。表紙には、田舛発行人自らが手書きで描いた蝶の絵が掲載されている。誌代は無料。郵送を希望する読者には、12回分の送料100円での提供をおこなっていた。
1958年9月号
創刊号発行から1年後となる1958年9月に発行された卓球レポート。この号で初めてカラーの文字や写真が誌面に取り入れられた。また、この号の価格は1冊10円となっている。