選手紹介

選手

星野 美香(ほしの みか)
1965年7月10日生
群馬県利根郡出身
左ペンドライブ型

小学校3年生の時に初めてラケットを握った星野。卓球を始めたきっかけは、たまたま家に卓球台があり、兄が卓球をやっていたことだという。 「インターハイの前は、学校で5時間半の練習と30分の体力トレーニング、下宿に帰ってからは鉄アレイを持っての筋力トレーニングやランニングを行った」という星野。厳しい訓練などで苦しいときは、孟子(中国)の「自分に勝つ、人生に勝つために、天が私に与えてくれた試練だ」という言葉を思い、自分を励ましたという。そんな星野の実力は、やがて国内では敵なしのものとなり、全日本卓球選手権大会5連覇に代表される"星野時代"を築くに至った。

主な戦績

3年連続でインターハイ女子シングルス決勝進出を果たし、高校2年生と3年生のときに2連覇を達成。また、高校3年生の時に出場した昭和58年度全日本卓球選手権大会の女子シングルスで優勝。実に34年ぶりとなる高校生の全日本チャンピオンとなった。その後、当時の新記録となる女子シングルス5連覇を達成。1度の準優勝を挟んで再び2連覇を飾るなど、圧倒的な強さを見せた。また、国際大会でもソウルオリンピックで女子ダブルス4位に入賞するなどの活躍を見せた。(その他、全日本学生選手権大会4連覇など記録多数)

星野 美香 選手のラケット

ラケット

昭和58年の夏、インターハイで2連覇を達成したときのラケット。日本製反転用ペンホルダー5枚合板。ラバーを貼ったときの重量は126g。反転式としては、やや軽いラケットを使用していた。

ラバー

裏ソフトラバーとアンチラバーを使用。当時は両面とも同色のラバーを使用可能だった。裏面のアンチラバーは大きな劣化はみられないが、表面の裏ソフトラバーはしみやひび割れが生じている。